剃り心地の設計
やさしさと深剃り、その両立を目指して

剃り心地の設計<span></span><br>やさしさと深剃り、その両立を目指して

初心者に扱いやすく、経験者も満足できる剃り心地を

両刃カミソリには、刃当たりが穏やかな「マイルド」なものから、刃の存在を強く感じる「アグレッシヴ」なものまで、さまざまな特性があります。

悠久刃楼が目指したのは、マイルド寄りでありながら、しっかりと髭を剃れるヘッドです。

初めて両刃カミソリを使う方には扱いやすさを。そして使い慣れた方には、深剃りの手応えと満足感を。その両立を目指し、精密部品加工メーカーとして独自にヘッドを設計しました。

わずかな寸法が、剃り心地を変える

刃先とセーフティーバーとの隙間を示す「ブレードギャップ」、そして刃先が基準位置からどの程度出ているかを表す「刃の露出量」。どちらも剃り心地を考える上で重要な要素です。

【ブレードギャップ:約0.69mm / 刃の露出量:約0.04mm】 *弊社オリジナル替刃装着時の設計値

もっとも、数値だけで剃り心地が決まるわけではありません。刃の角度や保持構造、ヘッド全体の形状が組み合わさって、肌への当たり方が変わります。

私たちは、穏やかな刃当たりと、髭をしっかり捉える性能のバランスを追求しました。

ブレードギャップとブレード露出

試作を繰り返し、実際の剃り心地を確かめる

開発においては3Dプリンターで形状を試作し、実際に替刃を装着して剃り心地のテストを行いました。

画像測定器による寸法確認を実施しながら、試作品には造形精度や材料特性による制約があることを踏まえ、数値だけではなく実際に髭を剃ったときの感覚も重視しました。

精密加工技術を、毎日の道具へ

ヘッドには耐食性に優れたステンレス鋼SUS316Lを採用。製法には、複雑な三次元形状を一体的に成形できるMIM(金属粉末射出成形)を選びました。

替刃についてはヘッドとの組み合わせを検討し、国内刃物メーカーの製品をオリジナル替刃として採用しています。

日本の伝統工芸が生み出すハンドルの美しさと、それを実用性の面から支える精密設計のヘッド。美しいだけでも、よく剃れるだけでもない。

初心者にも経験者にも、毎朝手に取りたくなる一本を。それが、悠久刃楼の設計思想です。

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